日本を代表する建築家で、秋田市の「なかいち」を設計した安藤忠雄氏よりご自身の著書と、氏が設計したこれまでの建築物の写真パネルや貴重な設計図本が寄贈され、写真のような新しいコーナーを新設しました。通常はより大きくより華美に人目をひくものを想像しがちですが、既存の都市空間の中でいかに機能的で斬新なものを、景観を壊すことなく創り出すのかを追求した氏の哲学を感ずることができます。大変珍しい企画ですので是非おいで下さい。
ご夫婦で書道家の大森康子さん(能代市二ツ井町住)から贈られた、日本書学体系を弟さんの佐藤嘉尚コーナーと同じ部屋に展示しています。嵯峨天皇・良寛・空海・最澄などの刻本が多数陳列しております。日本最高の書家たちの世界に触れることが出来ます。
原発は必要か、不要か。核廃棄物はどう処理するのか。すでに日本の電力の30%を占めている原子力の代替エネルギーをどうするのか、感情論が先行しているかに見える難解な課題ですが、最終処分場の問題などは日本だけではなく人類にとって地球存亡を懸けた大きな問題でもあります。大震災や津波災害も合わせて、関係本が全て文庫に集まった感じです。
国と地方がになうべき役割はそれぞれ何か。その権限などのあり方や税の配分はどうあるべきか。少子高齢化が進行する中で地方は何をしなければならないのか。皆さんがその職責として考えるべき課題は多くあります。
文庫には現在・過去の政治家は諸課題にどう対処してきたか、示唆に富んだ参考となる本が多くあります。研究会の立ち上げを望まれる方はお申し出下さい。
日本アメリカ学会会長 五十嵐武士氏から贈られた、アメリカに関する本のコーナーが2階にあります。アメリカとはどういう国なのか、日本にとってどういう存在なのか、世界の新興大国が数多く登場し、安全保障など世界の勢力関係が大きく変化してきています。あなたも考えて見ませんか。
マンガ本はなかなか寄贈本にならないもののようです。理由は一度見ても時が経つとまた見たくなるからです。一方、歴史をマンガで読む・経済をマンガでという人も多いようです。どういう内容(アダルト以外)でもかまいません。寄贈していただけませんか。お待ちしております。
送り先はお手数でも「ホームページお問い合わせ」よりお問い合わせ下さい。